2013/06/09

Blenderの軟体シミュレーションについて(その3)

前回の続きです。
 
ソフトボディソルバー>ステップサイズ>最小ステップ:
  フレームあたりの最小ステップ数を設定する。
  コリジョンがうまくいかない場合はこの値を大きくすると動作が安定する。
ソフトボディソルバー>ステップサイズ>最大ステップ:
  フレームあたりの最大ステップ数を設定する。
  エラー上限、最小ステップと共に設定することで、
  計算時間が極端に長くならずに良い結果が得られるようになる。
ソフトボディソルバー>ステップサイズ>オートステップ:
  ステップ数の決定に速度を使用する。
  ステップ数は状況に合わせて最小ステップと最大ステップの間で動的に変化するようになる。
ソフトボディソルバー>エラー上限:
  コリジョンとステップ数を設定する際の不正確性を設定する。
  この値を小さくすることで、適切なステップ数が設定されるようになるが、
  ステップ数が大きくなる原因にもなる。
  (正確な計算のためにステップ数が増やされるという意味であり、悪いことではない。)
ソフトボディソルバー>ヘルパー>チョーク:
  コリジョンオブジェクト内に侵入した頂点を減速させる量。
ソフトボディソルバー>ヘルパー>ファジー:
  不明。
ソフトボディソルバー>診断>コンソールに出力:
  ソルバーの進行具合をフレームごとにコンソールに表示する。
ソフトボディソルバー>診断>概算行列:
  不明。

個人的に推奨する設定方法を以下に示す。
  1. 最小ステップを0、エラー上限を0.001にし、オートステップをオンにする。
    (但し、頂点が多い場合はエラー上限を上げたほうがいいかもしれない。)
  2. 最大ステップを設定し、異常な結果が得られる場合は最大ステップを大きくする。
  3. 最大ステップが非常に大きな値であるのにもかかわらず異常な結果が得られる場合は、
    最小ステップを大きくし、最大ステップを設定し2に戻る。
  4. それでも異常な結果が得られる場合は、パラメータの設定を見直す。
以上。

続きは後で説明したいと思う。

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